スイスのテクノロジーリーダー

リヒティ・エンジニアリング社は国際的に事業を展開する同族会社として、ファンブレード、インペラ、ブリスクなどの複雑な曲面形状を加工するための、非常に強力なマシニングセンタやCAMソフトウェアを開発・製造を行っています。リヒティ・エンジニアリング社とその顧客にとって非常に重要な点は、加工の信頼性であり、再現性が確保されなければなりません。

powRgripがコスト削減に寄与

リヒティ・エンジニアリング社での切削プログラムは限界まで試行されます。テストは7.146 mm/minの一定の送り速度で行われます。加工は5軸で行われ、5軸すべてが同時に動作します。

ツーリングシステムは高効率を実現するためにデザインされた仕様に従って、問題なく動作しなければなりません。5軸加工機のテストでは、この条件下でX20CR3 1.4021のステンレススチール製ファンブレードの仕上げ加工が行われました。

テストは2サイクルで59分30秒行われ、冷却はセンタースルーとサイドスルーにて行われました。ツールホルダの端面から切削工具の先までの長さは、両サイクルとも158.33mmでした。結果は顕微鏡で見ると一目瞭然で、powRgripでの結果は他社製品と比べて摩耗が大幅に減少していました。タービン製造の現場では、摩耗基準に達する前に工具を交換しなければならなりません。そうしないとファンブレードの品質が保証されないからです。