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レゴフィックスのグローバルネットワークは、当社のマーケットリーダー的ポジションの重要な要素の一つであり、革新的なツーリングソリューションと優れたサービスをお客様の近くで提供することをお約束します。
スイスメイドの精神と、ERコレットチャックがなぜ生まれたのか。私たちの長い歴史をご覧ください。
スイスのライゴルツヴィルという小さな町に、フリッツ・ウェーバーが「Fritz Weber Feinmechanik und Werkzeugbau」を一人で設立しました。最初の製品はほうき立てで、これを継続的に生産しました。これが長年続くレゴフィックスの歴史の始まりです。
左上:社名の由来となった「REGO-FIX」のほうき立て 左下 90年代の創業者フリッツ・ウェーバー 右:フリッツ・ウェーバーがコレットの品質を確認している様子
会社は順調に成長し、15人の従業員を抱えるようになります。新工場の建設で作業場が増え、多くの機械を置くのに十分なスペースが確保できました。
左:作業中の社員 右:ライゴルツヴィルの新工房
フリッツ・ウェーバーによる工具製作のビジネスは成功を収めます。常に生産の最適化と効率化を図ろうとする彼は、その利益を工作機械の拡充に投じました。
当時の機械の様子
チーズをカットするための機械の成功に続き、ヨーグルトの瓶詰め機も人気を博しました。その数年後には、ガスをボトルに充填するための機械も製造するようになりました。
ヨーグルトの瓶詰め機に空の瓶を設置する従業員
機械を発明し作ることは、常にフリッツ・ウェーバーの大きな情熱でした。1960年代には、会社第2のコアビジネスである機械工学分野での活躍が目立つようになりました。
写真 納得の品質:レゴフィックスは、1号機の製造から40年後まで、チーズ切断機のメンテナンスサービスを提供していました
生産量と社員の継続的な増加に加え、厳格な決意と真に革新的な精神がERコレットチャック発明の源です。ERコレットチャックの発明は、機械加工の業界に旋風を巻き起こしました。開発から20年後にはドイツ工業規格DIN 6499として規格化され、レゴフィックスのERコレットは業界標準の規格となりました。ERシステムは現在でも、世界で最も使用されている工具保持システムです。
「Fritz Weber Feinmechanik und Werkzeugbau」社は、スプレー缶業界向けに試験槽の製作も行っていました。これらの試験槽は、スプレー缶の気密性を厳密に管理する役割を担っていました。
左下:フリッツ・ウェーバーが現場の仕事を手伝う様子。当時はまだフォークリフトがなく、完成した試験槽を人力でトラックに積み込むしかありませんでした
ERコレットの画期的な発明以来、レゴフィックスはツールホルダやクランプナットなど工具保持に関する様々な製品を開発してきました。フリッツ・ウェーバーは最適化の可能性を見抜く鋭い目を持ち、高まる顧客の要望に応えるべく、新しいプロトタイプの開発を着々と進めていきました。
レゴフィックスが開発・設計したクランピングナット
革新的な製品であるERコレットは大好評で、フリッツ・ウェーバーは展示会やプレゼンテーションの場で大歓迎されました。1970年代にはすでに世界的な販売網を構築し始め、高山商事株式会社が日本の販売パートナーになりました。現在でも、高山商事はレゴフィックスの重要な販売パートナーであり続けています。
1975年、第1回EMO展に参加したフリッツ・ウェーバー
<p>"フリッツ・ウェーバーは根っからの企業家でした。彼はたとえ思いがけない状況でも、自分の製品を紹介する機会を決して逃しませんでした。
「父はとても気さくで、人間味のある人でした。あるときは、展示会からの帰りの電車の中で、大きなビジネスの取引をしたこともありました。」 ステファン・ウェーバー(レゴフィックス オーナー)"
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フリッツ・ウェーバーが常に携帯していたことで有名なERのサンプルボックス
1980年代初め、レゴフィックスはスイス企業としては最初期に日本の有名な工作機械メーカーであるオークマからCNC4軸旋盤を購入しました。これは、当社の技術革新の歴史において画期的な出来事でした。
左:より速く、より精密に生産するために何度も何度も新しい機械を導入していきました
フリッツ・ウェーバーは常に時代の一歩先を行っていました。1988年にはレゴフィックス・アメリカ支社を設立し、スイス製のレゴフィックス ERコレットをアメリカ市場で販売することに成功しました。
現在、アメリカ支社はインディアナ州インディアナポリスにあります
フリッツ・ウェーバーとその妻エルスベットは、人を思いやる大きな心をもっていました。自宅や工房は隅々まで期間工とその家族を迎える準備ができていました。現在でも思いやりと社会的責任は企業の核となる価値観です。
この木造家屋は、1960年代には社有の幼稚園でした
真のイノベーションが、業界標準となった瞬間です。ERコレットチャックはドイツ工業規格DIN6499として標準化されています。
好調な業績によって機械が順調に増えたことで、工場のスペースに問題が発生するようになりました。ライゴルツヴィルではこれ以上の用地取得が不可能となり、同社は生産拠点をリースタルに移すことにしました。
ライゴルツヴィルの旧本社は何度も増築されました
1998年にライゴルツヴィルとリースタルの両生産拠点は統合され、テニケンの近郊に新しい本社が建設されました。これにより生産ラインを大幅に短縮し、生産全体を最適化することが可能になりました。
この革新的な技術は、高精度が要求される加工に対応可能な独特な工具の把握方法と、把持された工具の長寿命性に特徴があります。
圧入ユニット PGU 9500のユニークな把握方法により、把持された工具は迅速かつ安全に生産現場で使用することができます。
圧入ユニット PGU9500は、2015年にレッドドットアワードの工業デザイン部門賞を受賞しました。審査員は、本機の使い勝手の良さと優れたデザインを高く評価しました
会社は第二世代に移行。創業者フリッツ・ウェーバーの息子たちがレゴフィックスグループを引き継ぎました。
左から順に:アンドレアス、ステファン、リチャード・ウェーバー
フリッツ・ウェーバーの伝統に従って、同社は21世紀に入っても生産設備とプロセスの最適化への投資を続けました。
写真:新しい生産機械を組み立てる従業員たち
あらゆる困難を乗り越えて:近代的な製造プロセスへの適切な投資により、生産水準が向上。テニケンの本社では、生産と在庫のスペースが2倍以上確保できるようになりました。また、サステイナブルな設備を備えた社屋のおかげで、全体のエネルギー消費量を半減させることに成功しました。
スイス・テニケンの新本社増築部分。
新たに開発されたmicRunシステムは、超高精度かつ優れた振動減衰性により、微細加工に最適な工具保持ソリューションです。reCoolやsecuRgripといったソリューション製品により、レゴフィックスのERシステムは世界中のプロフェッショナルにとって魅力的で信頼性の高い選択肢となりました。
レゴフィックスは数々の最先端ツーリングソリューションを生み出す老舗メーカーです
65年以上にわたり、レゴフィックスはツーリングシステムの未来を形作ってきました。現在、レゴフィックスはそのコアバリューに再び焦点を当て、新しいブランドイメージにその想いを込めています。私たちのロゴである三角形は、従業員、パートナー、お客様に対する約束であり、優れたツーリングシステムの追求、革新的なアプローチ、精度に対する情熱の表れでもあります。
レゴフィックスのロゴである三角形は、私たちからの約束を表しています。
ISO 9001:2015、ISO 14001:2015、ISO 45001:2018の認定を受けたレゴフィックスでは、持続可能な明るい未来への準備が整っています。
定められた基準に則って環境パフォーマンスを向上
2022年は現在でも数多くの工作機械に搭載されている、画期的な製品の発明から50周年にあたります。
レゴフィックスグループはブランド認知度向上と各地域でのより詳細なニーズに応えるため、複数の新しい子会社(メキシコ、ブラジル、イタリア、インド、日本)を設立しました。
当社の技術を紹介する世界各地のショールーム
インディアナ州ホワイトタウンに新しいCMEセンターを着工
レゴフィックス アメリカ支社でマシニング・エクセレンスセンターの起工式が行われました。